【写真1】
その一つが写真1の「ししゃもきくらげ」を発見したことです。
なんのこっちゃ?と思うかもしれませんが、とにかく美味しいのです。
もちろん個人差はあるのでそのへんはご承知置きください。
値段は525円。出雲大社の二の鳥居前の「神苑」というお土産屋で販売していました。
思わず知人へのお土産も含めたくさん購入してしまいました。
昆布と大きくちがう特徴は細切りのきくらげと魚卵を醤油でじっくり煮込んだもので、抜群の食感を楽しめます。そしてこれも大きなポイントですが、しその実で味をつけています。
こりこりの食感、プチプチの魚卵、醤油としそのハーモニーとでもいいましょうか。
ご飯のおかず、酒の肴、お茶漬けの友などなんでもOKです。
「そんなの、どこにでもあるし、名産品じゃないじゃない」
と言われそうですが、そこが大きなポイントです。
実は今の世の中、どこでも売っている全国区の有名メーカー商品と地域の名産品は逆に商売になるので都会でも簡単に入手できるようになりました。
ところが昔から観光土産用に製造されているこのような商品たち(他にも魚介類のせんべいや岩のり、漬物類などたくさんあります・・)はどちらにも分類できないので、都会のデパートや今流行のアンテナショップ、物産市などではほとんど手に入りません。
観光地の昔ながらの土産屋さんや観光施設でないと置いてないことが多くなりました。
もちろんどこかの特定地域の名産品ではないので都会でもほとんど入手は不可能なうえ、観光地でもどこにおいてあるかは特定が難しく行ってみないとわかりませんし、店によってあったりなかったりというのが実情です。というより置いてある店はわずかだと考えたほうがいいくらいです。
しかしこのような商品の中にはきわめて優れものの商品があり、逆にしっかりリピーターがついています。
上記の「ししゃもきくらげ」も特定の名産ではありませんが、ネットでは結構多数のショップ通販をしていることがわかりました。多分ファンやリピーターが多いのではと思います。
実は私もいわき市小名浜の「いわきうまいもん市場」というネット通販のサイトの管理をしたことがきっかけで業者の社長からその存在を知りました。
「これは評判いいんだ。一回食べるとみんなリピーターになるんだ」
と言われていました。
わたしも当初味見にいただいて食べてみたら、この味と食感が病みつきになってしまいました。
それからアンテナショップや土産屋などどこで販売しているか調べてみましたが、店頭においてはきわめて入手がこんななことがわかりました。
今回上記の出雲大社で見つけたので、すばやく購入しましたが、帰り際に寄った兵庫県出石の「花水木」というそばや兼みやげ物店にも置いてありました。
出石のものは前述の「いわきうまいもん市場」で販売しているパッケージと同種の物(写真3)でした。
【写真3】
このような観光土産専用の商品の中にはすぐれものがたくさんあります。
特定の名産品ではないので、中身で勝負しなければいけないうえ、デパートなど都会にも出荷できないからです。