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今年はびっくりするような災害が次々と起こります。
ご存知のように日本列島は今回台風12号によって甚大な被害を受けました。
個人的にも東日本大震災のときに福島県いわき市の小名浜に居合わせてしまい、津波に流されることは逃れましたが、数日間のわたって避難生活を送ることになったりとかなりの目にあいましたが、またもや気をもむような状態になりました。
8月の末に大型の台風12号が南海上で発達をはじめました。
表題のように私は9/4から山陰地方に旅行に行く予定になっていました。
当初台風の経路と予定は8/31ころか9/1ごろに日本列島に接近、もしくは通過というような感じだったので「まあ大丈夫かな」というふうに思っていました。
ところが台風は特殊な気象条件が重なり、8月の末ごろに南海上で停滞してしまいほとんど動きがなくなりました。
しかも規模も大きく、さらに例年であれば東にそれていくようなコースのところが、逆にどんどん西によれてしまい、日本を直撃するコースに変わってきました。
ニュースなど周知ですが、台風接近前から各地で大雨が始まっていました。
そして9月に入り、やっと台風も動き出しました。
ところが動きが遅く、まったく進まない状態です。
各地の雨も降り続き、すでに記録的な大雨になりつつありました。
そして9/2にまたもや停滞、ほぼコース取りが見えてきましたが、その後動き出した後も自転車並みの速度です。
さらに進路はなぜかいつのまにか山陰地方にむいていました。
9/3の前日になると近畿地方や、山陰地方も雨脚がひどくなってきました。
周知のように紀伊半島がどこよりもひどく、その後大変な災害になりましたが、テレビの報道では山陰地方なども相当な状態になってきました。
鳥取県の大山の雨量は9/3には800ミリ近くに達し、東郷池という湖があふれ出し、米子や安来ではがけ崩れや浸水が起きているようでした。
ところが台風はまだ四国付近でノロノロ状態。
「どうなるんだろうか。中止?」
「行ったら行ったで危険?」
いろいろ思いがめぐりました。
台風の影響で関東地方や中部地方も一部で大雨になっていて、奥多摩方面などは避難勧告もでていました。
3日の夜中に山陰方面に台風が接近、逆に山陰の雨は一段落しましたが、今度は行く経路上の兵庫県などが1時間100ミリ近いような豪雨になりました。
ネットで調べると、兵庫県や岡山、山陰地方の高速道路、主要道路、鉄道などはほぼ麻痺状態のようでした。
出発まであと数時間というのに・・。
結局朝5時に出発するころに台風は山陰沖に達しました。ところがまだ速度は自転車並みです。
東海道新幹線は強風もおさまったのでほぼダイヤどおりに動いていました。
大阪まで新幹線で行き、そこからバスの予定です。
途中富士川、琵琶湖付近の野洲川や愛知川などは信じられないような増水をしていました。
大阪はもう雨が止んでいましたが、そこから先はひどいようで、道路事情が心配でした。
添乗員さんによると、今さっき高速が通れるようになったとのことですぐに出発しました。
「何時につくかわかりませんがとにかく行きます・・」とのことでした。
中国道に入ると早速雨風が強くなってきました。
途中市川、加古川、揖保川などを渡りますが、普段はきれいな清流の川です。
ところが今日は荒れ狂って、川が一部氾濫しているところもありました。
(米子付近)
そんなこんなで大山のふもとを通過、米子に入りました。
大山から流れている川には川沿いに延々と土嚢が積まれていました。
また途中で渡る川も洪水の寸前のような状態でした。
(斐伊川)
やっと出雲大社に到着、大雨の中を参拝して、玉造温泉に向かいました。
出雲から玉造は宍道湖の湖岸を走りますが、写真のように道路ぎりぎりまで水位が上昇していました。
本来は道路の下にもう一段低い堤防があり、そこが歩道や建物になっているのですが、建物は浸水というより水没していました。
翌日は玉造から松江に向かいました。
松江市内の宍道湖と中海を結ぶ川も一杯一杯に増水していました。
松江城から宍道湖方面の写真をとりましたが、写真の湖上に見える林のようなものは、本当は島だそうです。
島も水没していて、背の高い木しか見えていない状況でした。
やっと午後から天気は回復してきましたが、途中で見えた日本海は高波がたっていました。
またその翌日にテレビニュースで流れていた、あふれていた東郷池を通りましたが、なんとか水は引いていました。
山陰地方はがけ崩れや氾濫などはひどかったのですが、人的な大きな被害はなかったようです。
しかし全国的には平成になってからの最悪の台風被害になってしまいました。
もうこれ以上災害が起こらないことを祈っています。