サイト運営者日記「ぶらぶらうだうだ・・」

「タウンクリニックドットコム」「時代文化ネット」などサイト運営をするアナログ脱サラ(いつのまにか・・)親父のブログの何でも日記風ブログです。

当ブログは2018年3月よりURLが、
http://blog.livedoor.jp/chikao1216/
から
http://burauda.blog.jp/
に変わりました。サブドメインのため旧URLでアクセスしてもリダイレクトしてアクセスできます。
また名前も「サイト運営者日記・ぶらぶらうだうだ」に変わりました。

内容は「時代文化ネット」制作者が運営する日記で特にテーマはありません。
日常のサイト活動などにおいて見聞きした内容や、現在の社会や自身の生活などを通して感じたことなどをそのまま記載する形にこのたびリニューアルしました。
現在の掲載記事は以前の「穴狙い千ちゃん〜」「ちかお日記」に掲載されている記事をそのまま残してあります。
旧記事は「改修前」のカテゴリになっていて、「人気」???と記載があるのは人気があるかどうかは知りませんが、自分でまあまあ気に入っていた記事です。

ショートショート

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ある日、私は昼下がりの電車に乗りました。

私は歩合のセールスマン、あるお客様に営業に行くために自宅近くの駅から乗車しました。

電車は空いていました。
かなり空席があります。
ここのところ本格的に暑くなってきたので出来れば冷房の風の来る席でのんびり座っていきたいところだったので、「ああ、よかった」と思いました。

ドアの横の席はあいにく塞がっていましたが、逆に冷房の通風口のある真ん中あたりは余裕がありました。

まず乗車口側があいていたので座ろうとすると、

「あれ?」

なにか黒っぽい細長い小さなものが座席の上に乗っているように見えました。
「何だろう?」

ゴミかな?毛糸くずかもしれないな、と思いました。
でも、もしかしたら?、虫?、いや、けむし?

幸い反対側もかなり余裕があったのでそちらに座りました。

一回気になってしまうと不思議なもので、座っていてもその「黒い細長い小さな物体」がどうしても気になります。
よくみるとますます「けむし」に見えてきます。

でもまったく動きません。

そうこうしているうちに次の駅に到着、車内にはかなりの人が乗り込んできました。
女性が一人この空いた空間に目をつけたのか、やってきて座ろうとしました。

「???・・・」
女性は当然一人なので無言ですが、あきらかに「黒い細長い小さな物体」に気付き躊躇しました。

そしてドア側にもどり人が座っている間の席に座りました。

「黒い細長い小さな物体」はまったく動きませんが、よく観察すると皆おおかた気付いているようです。
もしかしたら私が乗車する前も同じ光景が繰り返されていたのかもしれません。

そして次の駅で若い男性が乗車してきました。
彼はあらかじめ空席があるこの空間に気付いていたようで、乗車すると勢いよくこの「けむし」のいる席に突進してきました。

私は心の中で、(そこはだめ!きたらけむしが・・)
といのりました。

彼は座る寸前に、「おーとっとっとっ」という感じで気付きました。

「おおぉ、あぶなかった」という感じでその隣の席に座りました。

このころになると電車はほとんど席が埋まってしまい、まだどんどん混み合いそうです。

そして次の駅に。

今度はまた女性がこの席に座ろうとやってきました。

「・・・・・」

女性はすぐ「けむし」に気が付きました。
そして気まずそうな表情をうかべよそのドアの方に移動してしまいました。

もう一刻の猶予もなくなりました。
もしこの「けむし」に気が付かない人が乗ってきたらどうしよう。

(声をかけてあげようか、いや声をかけてもしけむしでなかったらどうしよう・・)

もうこうなると仕事のことより、この「けむし」のことが気になってどうにもならなくなりました。

そもそもけむしはどうやってここにやってきたのでしょうか?
やはりだれかの体やかばんに付いて来たのか?

そう考えるのが一番自然ですが、もしかしたら自力でやってきたのかもしれません。

やはりこの猛暑です。「けむし」も暑いに決まっています。
けむしは「おおっ、ここは冷房が入っているぞ。ここにしばらく厄介になるか!」
そんなことを言っていたかもしれません。

そんなことを考えているうちに、電車は容赦なく次の駅に到着しました。
いよいよ大変なことになるかもしれません。

ドアが開くと若いイケメンのサラリーマンが乗車してきました。
彼はアイフォンを片手にこちらにやってきました。
そしてこの「けむし」の席に近づいてきました。

(ああっ!そこはだめ!、けむしが・・)

私は心の中で叫びました。他の乗客も多分同じ気持ちだったと思います。
しかしだれひとり言葉を発するものはいませんでした。

彼はあまり周りなど気にしないタイプみたいで、これから座ろうとする座席を見ようともしませんでした。

(あああっ、だめ!!)

この区域の車内のあちこちから心の叫びが上がりました。
彼はまったく気にすることなく・・
「どすんっ」

(あああああああ!! やっちゃった〜っ)

座った後も彼はまったく気にすることもなくアイフォンに夢中でした。

彼はどこへ行くのでしょうか?

これから取引先に行って、
「それでは、この内容でよろしいでしょうか?」

などとプレゼンや契約を決めて、座席から立ち上がり後を向いてドアの方に向かいます。

後ろ向きに歩く人はまれですから、当然後姿が見えてしまいます。

送りに行く取引先の人は後から付いて彼を見送りに行きます。

「あれ?」「何だろう?」

「黒い細長い、しかもぺッタンコになったもの」がズボンのお尻のところに貼り付いています。
「虫?」

取引先の人もなかなかそれを言えません。虫かどうかもわからないし、もしかしたら・・?
いろいろ想像が広がってしまいます。

皆がそう思っているのにも気付かず、彼はさっそうと帰路につきます。

「よし!ここの契約も決まったし、今日はいい日だな!」

そして彼は会社が終わり、彼女と待ち合わせです。

彼女は最初はいつもどおり楽しくアフター5ぼデートを楽しんでいましたが、

やがて彼は「ちょっとトイレに行ってくる」と席を立ちます。

「あれ?」

彼女は後を向いた彼の後姿を見て、ズボンのお尻のところに付いた「黒い細長い、しかもぺッタンコになったもの」に気付きます。

「何だろう? 虫?。それとももしかしたら・・」

トイレから彼が戻ってきました。
運悪く彼は長いトイレに行っていたようです。

彼女は急に気まずくなり、何も聞けなくなってしまいました。

さらにだんだん食欲も失せてきました。

「あ、私今日ちょっと早く帰らなくちゃいけないの、ごめんね」

彼女はデートもほどほどに彼と別れて帰ってしまいました。

「あれは何だったのかしら?」

こうなるとわからないことが拍車をかけてなおさら気になってきます。
その日以来、彼女は彼のことを考えるだけでそのことが浮かんできて忘れられなくなってしまいました。

と、こんなことになってしまうのはさけられそうにありません。

(やはり教えてあげるべきだった・・、いやもしけむしでなかったら・・)
思いが交錯しました。

毛虫のためにもなるのですが、私はあれが毛虫でないことを祈っています。

このように考えると人間はたまたま電車で出会った「毛虫」のために人生の一部が変わってしまうこともありえないことではないということです。
もちろん毛虫自身も大きな災難になってしまうことなですが・・。

彼は元気にしているのでしょうか?
それとも・・・

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昔、むかし、はるか昔、大昔のはなしです。
おじいさんとおばあさんが川で洗濯をしていた時代よりは少し最近のはなしです。


私が会社に入り新入社員で研修を受けていたころ、
同じ同期の新入社員のなかにどういう意味かは別にして、たいへんやり手の男がいました。
名前はAといいます。


Aは当時のバブル直前の時流に乗った軟派風の男でした。
彼は、自分で曰く「俺には六人の妹がいるんだ!」
と豪語していました。

それを聞いた、おくてでシャイな私は、
「へえ〜、七人兄弟なんだ。大所帯だね」
と言いました。
周りにいた別の男は、
「ばかかお前は、それとはちがう妹だよ!」
とさとしました。
「???」
どうやら彼は、年下の彼女は妹、年上はお姉さんと呼んでいたのでした。


大幅に年上をお母さんと呼んでいたのかはわかりませんが、
たいしたもんだ、いずれにしてもうらやましいね、と思いました。
私は純情だったので、同い年のきょうだいがチラ、ホラとしかいませんでした。


そんなこんなで一年が経ち、そんなことも忘れかけた春のこと・・

私が働いている支店に恒例の新入社員が配属されてきました。
野郎が一人、女の子が二人です。

女の子は一人は理知的な感じでいい子でしたが地味目でした。
もう一人はというと、背も高く派手で、当時イケイケといわれた女子大卒のピチピチ風ギャルでした。

名前はB子といいます。

B子はまあまあかわいいのもありましたが、性格も積極的でした。
支店の男は皆魅了されました。
でも口をひらくと、「それで〜っ」「かわいい〜〜」的な感じで、
さらには、
自分のことを「わたしって、”す○もと○や”に似てると思うんだけど、どう??」
こんなことを聞いてくることもありました。
「目だけは似てるね」
私は内心そう思っていましたが、気が弱いのでだまっていました。


そんな時です。
同期のAから電話がありました。
「お前んとこの支店にB子が入ってきたんだって?」
「そうだよ」
「あいつは俺の妹なんだよ」

私はこんな信じられない偶然の出来事なのに妙に納得してしまいました。
やはりそうだったか・・


それからしばらく時が経ち、皆は順調に成長していきました。


ほどなくAはめでたく結ばれて結婚しました。
もちろんむかし妹だったひとではなく、新しく妹になった人でした。
話によると飲み屋でナンパしたとのことです。
「俺のいもうとになってくれる?」
とでも口説いたのでしょうか。


同じ職場であったB子も時が経ち会社をやめてしまいました。


そしてしばらく経ったころ、B子が結婚することになりました。
会社に入ってからもB子は仕事も頑張っていましたが、遊びもけっこう頑張っていたようで、
どんな派手なやつと結婚するのか、見ものだと皆が思っていました。


B子の結婚式の二次会に招待されたので当然出席しました。
だんなさんはどうやら地元の結構裕福な家の方で、しっかりした金融機関の方でした。


早速B子に、「結婚おめでとうな。よかったじゃん。だんなさんは?」
と早速祝福の声をかけると、
B子は、「ありがとう。だんなは本当にふつうの人なの」
「ふつう????」
「そうなの、ほんとうにふつうのひとなの・・・」

今までどういうやつとつきあってきたんだ?・・


今でも不思議なのは彼女はどうやって彼と出会ったのかということです。
やっぱり、飲み屋でナンパしたんでしょうか?
「私のお兄ちゃんになって〜〜」


B子は今でも幸せに暮らしているようです。Aはなぜかずっとくされ縁で私が会社をやめた今でもそこそこ仲良しのはずです。


こんなオチない、つまらない話を長々と読んでいただいてありがとうございました。

この話は誇張して作られている半分フィクションです。あしからず。

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