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昨冬に続き、今冬も夏の暑さとはうらはらに本格的な積雪が12月からはじまっています。

トータルでは地球は温暖化に向かっているようですが、局地的には猛烈な寒さや、大雪に見舞われているというのが今の現象のようです。

それでは今までの積雪記録というのはどれくらいのものなのかと考えてみました。

日本では雪が一番積もる地域というのは決まっていて、たとえば青森県と秋田県境の山地、新潟県の中越から上越にかけての山地と長野県北部の地域、岐阜県と富山県福井県の山岳地帯、山陰では鳥取県の大山などのようです。

そのほかにも北海道の旧国鉄深名線沿線や会津地方の山地地域なども豪雪地帯といわれています。

私は雪国の育ちではありませんが、両親は石川県で育ったので雪の話をよく聞かされました。
昔は本当の大雪になると二階から出入りしたというような、本当?と思うようなことが何度もあったそうです。

学校の体育の授業も雪があってできないので、スキーが授業だったと言っていました。

さて上記のようなことから日本における積雪の記録というのはいったいどこでどれくらい積もったのでしょうか?

調べてみるとほとんどはJR飯山線や信越線(長野ー直江津間)の沿線部で記録されているようです。
森宮野原や戸狩、津南町、上越市高田などが歴代の積雪記録の上位の多くを占めています。

それでは1位(最高記録)はどこなのか?

これが全く意外ですが、なんと滋賀県の伊吹山だそうです。

これは気象に興味のある人はたいてい知られている有名な記録なのですが、1927年2月14日に記録された11メートル82センチというとてつもない記録が残っているそうです。

公式な記録としてはこれが世界でも最高記録だそうで、ギネスブックものだそうです。

しかし中部山岳地帯など観測が難しい地域もあり、たとえば立山黒部アルペンルートや乗鞍スカイラインなどが春に全通すると大きな雪の壁が出来るそうでその高さは10メートルを越えるそうです。

またこれもスキーをする人には有名な話ですが、福島県の会津地方と新潟県の県境の山地に奥只見丸山スキー場というところがありここは一般的なスキーシーズンはあまりに雪が深く現地にたどりつけないため閉鎖されてしまいます。
そして雪がかなり少なくなる春になると開業します。

また山形県の月山なども全く同様のようです。

毎年10メートルくらい積もっている地域や地点は実は観測ができないくらいの地域ではほかにもあるかもしれませんね。

それにしても伊吹山で11メートルというのは驚きです。
11メートルというとほぼ2階建ての家が埋まってしまうくらいの積雪です。

伊吹山は岐阜県と滋賀県の県境で、東海道新幹線からもその全容を眺められる有名な山です。
標高は1300メートルくらいですが、昔は関西や中京地区から手軽に行けるスキー場としてもならしていました。

でもスキー場もここのところのスキー人口減少も重なり閉鎖の声が出ているようです。

いずれにしてもすごい記録ですが、いい加減な記憶ですが、近年の異常気象の中の豪雪の年にこの記録が破られたというようなニュースを聞いたことがあるような気がしましたが・・・

気のせいかもしれません。
ご存知の方がいたら教えてほしいものです。