ブログネタ
雑感 に参加中!
巷ではご承知のように日米金利差拡大などの影響もあり、為替レートが大きく変動しています。
その中でも特に気になるのは、日本円から見た、ドルとユーロの交換レートの逆転現象です。
ユーロ発足以来ほぼ一貫して、対円ではユーロが常時ドルよりも高かったのですが、最近は同じくらいになり、ここ数日はドルの方が数円高い状態が定着してしまいました。

まだ一時的な現象かもしれませんが、逆に拡大してしまう可能性もあると思っています。

それがどのような影響があるかは、私は経済の専門家ではないのでよくわかりません。
しかし少なくとも私が見たニュースや新聞の範囲では、この話がニュースなどで大々的に取り上げられたことはありませんでした。

私は1986年〜2003年くらいまで長く証券の営業をしていました。その時に1995年以降は外貨ものの商品が増えました。当時は大きな基軸通貨では対円でユーロは一番高価な通貨という認識でいましたが、その大前提が変わってしまったように感じます。

これはロシア・ウクライナの問題、コロナ、世界的なインフレの問題もあり、この為替レートの大きな変化がどのような結果をもたらすかは計りしれませんが、それを前提に考えていた国家や企業、経済母体がどれくらいあったのか?という問題だと思っています。

通常株や為替、商品などの相場は、想定外の大きな変化が起きると、過大に反応するというふうに感じています。
逆にいくら大きな変化でも想定内であれば、それは事前に予測され、その現象が起きても混乱が起きるケースは少ないと感じています。

過去も大きな倒産、戦争やテロ、大きな自然災害や疫病などでこれは証明されていると思っています。

私の中ではこの為替レートの逆転があらかじめ想定内なのか、もしくは予測に反しているのかが一番問題だと思っています。

実生活では直接貿易や金融取引などで関与している人たち以外は大きな影響はないと思いますが、このようにどんどん世の中の力関係や価値が変化していくこと自体に、あまり皆が注目していないことの方が気になります。

何か大きな力関係や経済の状況の変化の前触れ現象でなければいいと思っていますが・・。

この話には私の中では結論も善悪もわかりませんが、詳しい方の解説などを聞く機会があればと思っています。