
さて、最近つまらない、動物小話ばかりを読まされて、申し訳なく思っていますが、懲りずにまたひとついきたいと思います。
横瀬駅でおりて、芝桜公園に行く途中は田舎道なのですが、ある農家の庭先に子ねこがいました。
写真の子ねこです。
三枚続きになっています。写真1〜3。
=横瀬の子ねこの見た風景=
ぼくは、横瀬町の農家に住む、子ねこのミー太です。
母親と兄貴と弟と農家の庭先で暮らしています。
最近、芝桜とかなんとかで有名になって、今頃になると観光客が押し寄せるようになったんだよ、とお母さんが言っていました。
兄貴と弟は恥ずかしがり屋なので、あまり外に出てきませんが、僕は勇気があるので、観光客が通る道ばたまで出てきてしまいます。
★写真1
今日も朝から、道ばたの花の影で観光客が通るのを、見ていました。
今日はゴールデンウィークの祝日で、芝桜も満開ということで、まだ9時前なのにすごい人です。
でもみんな、僕のことより、芝桜が見たいのか足早に通り過ぎていってしまいます。
★写真2
僕はすごくたいくつになり、毛づくろいを始めました。
と、そこへ、二人組の男女が通りかかりました。
男『あれ、ねこがいるぞーー』
ぼくは、やっと気付いてくれたのでどんなことをしてかまってくれるのか、すごくウキウキしてきました。
男はよく見ると、年の頃は四十なかばくらいで、やせていました。
さらによく見ると、少し顔が赤らんでいるように見えました。『こいつ、もしかして、朝から酒飲んでるのか?』
と考えていると、
男は急に『にゃお〜ん』『にゃお〜ん』とねこの鳴きまねをはじめました。
『それにしても、へたくそだなー』
鳴きまねはねこというよりは、くたびれたからすのような声で、
まわりの観光客も『何?この人?。変?』という感じで見ていました。
あまりに下手な鳴きまねなので無視していると、やがて男はカメラを取り出し僕を写し始めました。
でも酔っぱらっているのでなかなかうまく写せず、シャッターを押しまくっていました。
そのうちもう一人の女性が『もう〜。早くしてよ〜、先に行っちゃうからね。』と半分怒り声でいうと、男を置いて行ってしまいました。
どうやら、二人は夫婦みたいです。きっといつもこんな感じなんでしょう。
★写真3
ぼくも、こんな男に付き合っていると、馬鹿がうつりそうなので、ほかの場所に移動することにしました。
うしろで、『待ってくれよ〜、おいてくなよ〜!』と男が奥さんを追いかけて小走りで歩き始めました。
奥さんにも、子ねこにも見切られた中年酔っぱらい男でした・・・。
(いったい誰???)
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