ブログネタ
話題のニュース に参加中!
承知だと思いますので、内容は端折りますが、

当初「全部私の責任です。言い訳はしません」などと言い経緯さえ説明しなかったのが。
当事者の加害学生部員が、自分の非も含め、おそらく真実に近いと思われる経緯を公表すると、

一転、急遽、言い訳がましい会見を開催しました。
これは背景には学校の立場を代弁しているのかもしれません。

この結果、双方の主張からこの問題は下記の3点(1、2ーa,b)に絞り込んでもいいのでは、と思いました。

1、「潰す=けがをさせる」
これは学生部員の言うことがかなり信憑性が高い話です。彼(学生部員)は自分の非も認めていて、嘘をつく理由はありません。となると一部虚偽を語っているのは学校及び監督側ということになります。

2、「勘違い」
a,
これは学校や監督の主張もみとめた形ですがかなりたちが悪いパターンで、要は「インプレイ中」にやれというつもりだったというパターンです。要は怪我をさせても試合の流れの中なら不可抗力に見せかけることが可能です。これは後述で考えます。

b,
これは学校や監督の言うように本当に双方に温度差があった場合です。そうなると一見選手だけが貧乏くじを引く形のように思えますが、学校側にとっては一番根の深い問題に発展する可能性があります。というのもそのように解釈されるということは、元来本人(学生)がよほど偏った人物でなければなぜそのような状況に追い込まれたのか、という根の深い問題になります。いわゆるパワハラの問題で、しかも今回の現場は国が認定して、多数の有力社会人を世に出している教育機関でその運営者(大学役員)が監督です。刑事罰はなくても話が人権侵害に及ぶ可能性もあります。これは学校にとって回復するのに困難をきわめるような大きなダメージになります。また教育のあり方という国全体の問題になる可能性もあります。

つまり現段階で考えられると思われる、上記のいずれでも監督や学校に逃げ道はほぼないと思われます。
結局誠心誠意をこめて早急に謝罪し、この件をきちんと償う方が自身にとってもはるかに適切だったことは明らかでは?と考えます。

もちろん双方とも内容の非の比率はが100対0に限定されるかは不明です。
行動の経緯を報道の範囲で見るかぎり取り繕っているのは圧倒的に学校側のほうだと感じました。一貫性に欠けるからです。

おおかた弁護士かだれかのアドバイスでも受けたのでは?という印象を受けました。
民間の弁護士は業務的にまずは刑事罰を回避する、組織を守ることが主眼になる可能性があると思うからです。

とにかくもう言い訳はやめて出来るかぎり早く、心から謝罪をして、きちんと裁きをうけて、すべて自分たちの主張を取り下げて、撤退したほうがいいのでは?と感じました。

自分のことを棚に上げますと、個人的な感覚では、
報道を見るかぎりは、実績はともかく人間的にはつまらん人たちだということが露呈しかけているいるので、
「考え方を少しはあらためてはどうですか?」としか感じなくなりました。

ところで、
前述の部分で出てきた、「インプレイ中」の話ですが、これは結構可能性はあると感じています。特に集団プレイのゲームに関係している運動部出身の人は皆そう感じているのではないでしょうか?

私は高校時代野球部でした。最近はあまり強くありませんし自分は下手くそで体を張って野球をしているタイプではありませんでしたが、野球部としては、当時(〜数年後にかけて)は都立ではそこそこのレベルでした。
というのも一年先輩のA氏は周りがどうあろうが我が道を行くタイプで、野球の虫でした。
練習は厳しく、「いらねえよ、帰れよ」などは口癖でした。
彼は卒業後に当時かなり強かった日体大に進学、さすがに通用しないだろうと思っていたら、何と一年でベンチ入りしてしまいました。さらに卒業後に体育教師になり、高校野球の監督になりました。
そしてしばらく経って遂に監督として都立J高校を甲子園に出場させるにいたりました。現在東京都の高校野球界では彼は有名人になっているくらいです。
でもそういう変な指示をすることは一度もなかったと記憶しています。
そういうかげりは一点も感じませんでした。

ただ試合相手の当時都大会でベスト8に行くような私立は練習試合などですさまじい光景を暴露していました。
たとえばエラーする、見逃し三振などをすると皆の面前で相手のベンチまで音が聞こえるようなすごい「けつバット」を受けていました。された人は泣いている人もいました。
また準レギュラー以上のメンバークラスで練習試合で負けたりすると、これは大変です。ダブルヘッダーなどでボロボロになっている状態で学校の敷地を50周ランニングなどのペナルティを食らっていました。
見ていると寒気がしました。

試合などで監督やコーチなどから「ちょっと脅かしてやれ」と強制され、内角高めギリギリにわざと投げる、みたいな話は全く根拠はありませんが、耳にした記憶はあります。

もちろんこの話は証拠や根拠がないですし、この事例とはなんら関係はない話で、個人的な想像の域をでません。むしろそうでない可能性のほうが高いかもしれません。
ゆえにこれは可能性の部分としてはありうる、という程度に解釈していただければと思います。逆にいえばこの時代にそんなことがないことを祈っています。

ただ、と言いながらも、もしかしたらですが、と今回もそんなノリだった可能性はゼロではないと頭をかすめてしまいました。


それから勤めていた会社でも色々ありました。
業界的にそういう雰囲気が当たり前の業界で、そもそも運動部や応援団出身者などがひじょうに多く、根性主義みたいな部分を感じました。
でも人間味を感じる人も多く、若い頃は仮に殴られてもすごく慕える上司も沢山いて、退社後も暫く複数の方と交流していたほどです。
ところが中間管理職になって赴任したある職場で、とんでもない目にあいました。
そうです。本格的なパワハラを受けたのです。心は大丈夫でしたが、ある事情があり訴えることもしませんでした。
時代も今ほど整備されていませんでした。
その関係で体の方は無理に無理をかさね疲弊して、結構危険な症状が出たりもしました。

しばらくしたら転勤になりそこからは逃れることが出来ました。
ただすでに会社に嫌気がさして、大して仕事の実力はありませんでしたが、あるときいい機会があったので思い切って会社をやめてしまいました。
退社後しばらくして一回だけ知人の役員から連絡があり、会社に出向いて面会すると、「同じポジションで復活させるから戻らないか?」と話がありましたが、その厚意には感謝しましたが、当時は二つ返事で断ってしまったくらいです。

パワハラは冷静な判断力を奪います。加えている加害者は権限を持っているうえ、ほぼ必ず何か失敗や成績がイマイチなタイミングをねらって嫌がらせを仕掛けてきます。真剣に活動や仕事に取り組んでいればいるほど、その術中に嵌りやすくなります。パワハラをしている人は外部的とか事後に必ずといっていいほど同じ言い訳をします。
「君のためを思ってやっていたんだよ」
他に逃げ道がない行為だから、他に説明が付かないからです。
逆にそのセリフが出てくると「これは完全なパワハラをしているやつだな」と確信するくらいです。

今回も彼らはその言葉を口にしました。
パワハラはなかなか法的に取り締まれませんが、実際の行為は犯罪に近い行為です。
もちろん受けている方が完璧に間違っていない、ということではありませんが、そもそも突っ込む理由ができた時にそれを多義名分に仕掛けられるので、組織の中だけで個人で反抗するのは至難の業ですし、大きなリスクを背負います。
これは彼等(パワハラをする人たち)の常套手段です。(自分の行為を正当化するという意味で)

この問題は今の日本(世界かもしれません・・・)全体の、たかだか大学の部活のトラブルなどではなく、皆に起こりうる深刻な問題として向き合い、今後何らかの方向性を作り出すことが必要だと思いました。

いずれにしても全く関係ないのにえらい目にあったK学院の選手の一日も早い回復と、無事に競技への復帰がかなうことを願うばかりです。

人間社会は奇麗事ではないのはわかっていますが、個人の感情や性格、組織の利害などを振り回して周囲に迷惑や波紋を広げる行為は出来るだけ謹んで、全体においても人権など大事な権利を守るという前提で上手に抑止する規制をする必要もあるかもしれませんね。
そういう意味で学力や仕事力だけでなく、難しいかもしれませんが出世や取引・契約過程での人格など別次元の精査や、権限者を選ぶ方法なども少しでも改良することが結局国や社会全体を長く栄えさせるのでは?と感じます。