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興福寺の阿修羅展が大人気だったそうです。
私は関西に用事で行くたびに結構、奈良公園に行くのですが、興福寺と国立博物館は空いていて、落ち着くのでよく行きます。
昔子供の頃奈良に連れて行ってもらったときは、大仏さんしか見なかったのですが、ここのところは興福寺ばっかりです。
奈良いえば、「しか」です。
写真は10年ぐらい前に奈良で買った鹿のぬいぐるみです。350円でしたが、結構すぐれもので、買った当時は、振ると鳴くしかけになっていました。
鹿くんが言うには??・・またまた、しゃべり出した・・
「不気味といわれた遷都くんがあんな人気なのに、ぼくはいまいち人気がでないまま、近鉄奈良近くのおみやげやで仲間とほこりをかぶっていたんだよ〜」
「と思っていたら、ある日店に、少し酔っ払い気味の赤ら顔の男がやってきてさ〜」
男:「う〜ん、なんだこりゃ?鹿か?・・おばちゃん、これいくら?高いの?」
おばちゃん:「350円よ、これねぇ、ほらこうやると鳴くんだよ〜」
男:「ほ〜〜っ、そんなことはどうでもいいけど、安いから買うわ!」
鹿くん:「ひゃ〜、こんな男に買われるのかぁ、ほこりかぶっていたほうがましだなぁ」
その嫌な予感どおり、赤ら顔の男は紙袋にはいった鹿くんを無造作にバッグに放り込むと帰路に着きました。
家に帰っても男はしばらく忘れていましたが、「あぁ、そうだ、おみやげがあるんだ。」とポイと妻に袋ごと、渡しました。
妻は鹿くんが気に入り、今でもマスコットとしてかわいがっています。
ただ、男の乱暴な扱いは直らず、ある日ふんづけてしまい、まもなく鹿くんが鳴かなくなってしまったのはいうまでもありません。
いまでも飲んで赤ら顔で帰ってくると、
妻:「飲んでんじゃないよ〜」
とおこられますが、我が家では
鹿くん「おまえ、いいかげんにしろよ」「」
とダブルで怒られます。
「ごめんなちゃーい」
あれっ、何の話でしたっけ?