ブログネタ
鉄道 に参加中!

来年の3月のJRのダイヤ改正は大がかりなものになりそうです。
特に私のような懐古趣味の人間には残念なものとなりそうです。

まずテレビなどでも報道されていますが日本海縦貫線を走る長距離のブルートレイン「特急日本海」が廃止になります。

日本海は最初は急行でしたが、特急に昇格後は最盛期には2往復が走っていました。
一時は人気列車で寝台券も取りにくかったようです。

また同時に現在大阪ー新潟間を走っている、これも伝統の急行「きたぐに」も廃止になることになりました。
デビュー時はもてはやされた月光号でお馴染みの電車寝台列車(583、581系)も完全になくなります。

車両としても北陸線でこの春に姿を消した寝台電車改造車両(419系)につづいての廃止で磐越西線を走る快速の運用以外で、この寝台電車車両も定期運用からはほぼ全廃になります。

きたぐに号は一度乗車しました。もう電車化された後ですが、新潟から大阪までB寝台に乗車しました。
私が乗ったときはすでにかなりガラガラでこわいほどでした。

きたぐにはご年配の方だと、大惨事になった昭和47年の北陸トンネルでの食堂車火災でおぼえている方も多いと思います。(私もそちらに近いほうですが・・)

この年は偶然名古屋^熊本間の夜行急行阿蘇も火災をおこしていて、これらの事故以降、当時は急行でも長距離列車では当たり前だったのですが、旧型車両による食堂車はどんどん営業休止になったのをおぼえています。

考えてみれば昭和の後半は日本海縦貫線は優等列車の宝庫で、大阪ー青森間に前述の日本海、昼行の特急白鳥、桜島・高千穂廃止後には日本一の長距離急行だった前述のきたぐに、新潟行きの寝台特急つるぎ(前身は急行)、金沢ー青森の長距離昼行急行しらゆきなど個性豊かな列車がたくさんありました。

このほかに夜行で富山ー大阪間に昼も走っている急行立山3号というのもありました。こちらには相当昔ですが福井から京都まで乗ったことがあります。
たまたま北陸に行き、翌日京都で人と待ち合わせをしていたので利用したのですが、
でも出る時間は遅すぎ、着く時間も早すぎでやはり日本海やきたぐにが優先されるダイヤでした。

特急白鳥も新津から大阪まで乗りました。ひたすら乗り続け、いい加減飽きてしまい早く着いてくれ、というくらいでした。
全線を乗りとおす人などいたのでしょうか?

この改正で残るブルートレインはあけぼの、北斗星だけになるそうですが、厳密には急行はまなすと不定期ですがグリーントレインのトワイライトエクスプレスになります。

また急行列車も前述のはまなすを残すのみになります。

結局今走っているブルトレはすべて青森駅を通過するので、揃い踏みなどはないにしても日本海縦貫線にファンが大挙して集まりそうです。

北陸がなくなるとき、たまたま金沢に急用ができたのですが、当然寝台券が取れず困ったことがありますが、同様のことがまた起きるかもしれません。

世の中懐古趣味に人や旅情好きの人はかなり多いと思うのですが、逆手に取ってビジネスにする手段は本当に尽きていたのかは正直疑問が残ります。

JRは何を目指しているのでしょうか?このまま先細りの運営をするのでしょうか。
多分机上で論議しているところですべて結論が出てしまっていると思いますが、
やったことないけど、やってみようか!、このまま世情に押し流されて縮小の一途をたどるのが到達点なのでしょうか?

といっても平日はガラガラで、下手すると夏休みでも空席だらけではしょうがないのかもしれませんね。

ほかにも個人的には昨年金沢の帰りに利用した189系あさま色の妙高号が半減、草津号も半減、あさぎり号は御殿場止まりになり私がきわめて好きだったJRの車両(白と青の車両)のほうが廃止になるそうで、これもひじょうに残念です。

さらには新幹線の100系、300系もなくなり、北陸線で国鉄型急行車両として唯一活躍する475系も新車の投入が進み大幅に淘汰されそうです。

背景には老朽化と東日本大震災の後の大きな利用客の減少ということなのでしょう。

この間話した能登の親戚の人も困り果てていましたが、震災以降観光客が大幅に減ってどうしようもない状態が続いているそうです。

他の線区も通勤時間帯の増結以外は後ろ向きな大幅な合理化の改正のようです。

乗りたい方、見たい方、写したい方は今のうちかも・・

また線路、駅など膨大な敷地と大きな利便性を有するこの設備を利用すれば、前例にとらわらなければ、さまざまな活用が可能なのではと思います。
車両の中の使い道そのものを民間に委託して、安全に運行するだけという利用法もありうるわけで、いろいろ検討の余地はあると思います。

鉄道ほど大きな利便性や安全性を有し、旅情を提供して、大規模な輸送も可能な手段は他にないわけで、革新的な利用法が出てくるのを願っています。

★追記(2022年2月24日)
2022年の追記ですが、現在サイトをテーマ別に分けて制作していて、下記のサイトで現在も鉄道関係の記事の掲載を開始しています。もしよろしかったらですが閲覧ください。