ブログネタ
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色々考えるところもあり、以前から続けていたブログを活動日記として復活します。
内容は個人の生活や活動日記などが中心で一時期書いていたクライアントや関係者のPR的な記事ではありません。

今日は以前南三陸町で行政に携わっていて今も東京で社会活動を続けている知人のS氏のご紹介で、S氏と一緒に秋葉原のある会社の社長さんと面会しました。私の活動と大きく重なる部分は現状では少ないので今後も双方の情報を交換させていただくような形でお願いしました。ただ一点だけ具体的に関東地方のある行政体で施設の活用についての案件もあるそうで、採用されるかはわかりませんが、興味がありそうな方へ申し送ることになりそうです。

その後銀座の老舗額縁店「古径」の社長と面会しました。昨年は色々あり頻繁にお会いしましが、今回は久しぶりです。
ここ最近は個人的にも色々ありましたのでありのままに周辺も含め現況の報告などをして、以前からご相談させていただいている件でお話をしました。

ついでに社長の芸術観などにつての話を伺いました。
社長は商売柄、長年にわたり日本、いや世界を代表するような名画を数多く観てきたそうです。
また名うてのクラシック音楽のレコードコレクターでもあります。

彼は美術に限らず芸術家は、技術だけでは及ばない、人の心を揺さぶるような作品を制作できることが必要だと考えている、とのことです。それは描く対象とどれだけ真剣に向き合っているかというところから始まり、それをどれだけ真剣に描いたか、ということのようです。

例えば私の身近な画家の話になり、以前その画家が大変な状況の中で制作した作品には心を動かされたという話をされました。それは台風のような嵐の中で危険な海岸近くに車で滞在して命がけで書いた海の絵だそうです。
「多分現地で体を張って必死に書いたんだろう。その迫力が作品全体からあふれていて、見ている私にも伝わってきた」
そうです。
社長は前述のように有名な絵画を数知れず観ていますが、社会の評判の大小などには全く気にしないで本当に良いと思うものはどんな人が描いていてもそれは伝わるものだ、ということを言われていました。

音楽もまったく一緒だそうです。ある著名な曲をある名指揮者がレコーディングのために演奏したそうですが、その曲が他の指揮者の演奏とはまったく違う、オリジナルの曲に聴こえるそうです。それでも本人は納得がいかず何回もレコーディングを繰り返したそうです。

私もクラシックとはいきませんが、歌謡曲などのポピュラーな分野のレコードコレクターですが、歌謡曲でも同じかもしれません。売れたとかそういうことではなく、人の心を打つ曲や歌詞、歌唱はやはり気持ちが本当に入っていないとなかなか聴いている人たちに伝わりません。

せっかくこういう活動をしているので、本当の本物、そして人間(もちろん自分も含めて)においてもそう感じることができる感性を身に付けられるようにしたいと感じました。