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明けましておめでとうございます。今年もマイペースです。
そういえば競馬の話になりますが、暮れの中山大障害の時にグリーンチャンネルのパドック解説で弥永明郎氏が注目馬として人気の馬のほかにバシケーンを推奨していました。
バシケーンは超人気薄で快勝、単勝58倍でした。弥永氏は自身でも障害レースは自信があると事あるごとに言っていましたが、相馬眼は見事でした。過去もたまたま弥永氏が障害レースのパドック解説をしていて大穴の片棒を担いだ馬を指名していたのをけっこう憶えています。
今後も参考にしたいところです。

さて正月も終わりですが、恒例の箱根駅伝を見ていて、少し感じたことがあります。
今年の優勝は例年詰めが甘くやられていた早稲田でした。

少し前の駅伝は、追いかけるほうが有利になりがちだと感じていましたが、今年は少し違うように思いました。
逃げるほうのペース配分がうまく、なかなか追いつけないケースや途中で追いつかれたほうが最後に再び差し返すのを幾度となく見かけました。

1位とかの問題ではなく途中順位の争いでも、本来逃げるほうは逃げたいので最初に少し抑えて途中からかなり飛ばして、最後は捕まり、そうなると負うほうが大体有利になっていたように思いました。
もちろん今年もそのパターンも多かったのですが、勝負どころでその逆をやったところは大崩れせず、仮に追い越されても被害を最小限に食い止めトータルでは優勝や上位になるなどの好成績をおさめたように感じました。

一番象徴的だったのは往路5区の早稲田です。
これは完全に私の想像ですが、山ノ神・東洋大の柏原は当然強く、最終的には負けてしまうと、早稲田は読んだのではと思いました。
そこで追い越されるという前提で、最後に差を詰める最善の策を弄し、往路は捨て、総合優勝を狙ったのではと感じました。
というのも追い越された後に、早稲田の選手はかなり余力があり最後は逆に差を詰めるくらいになっていたように思いました。

とにかく逃げ切ることだけを考えれば、全力で逃げてしまい、捕まった後は大きな差になってしまう可能性があります。
競馬などでもそうですが、ばてると予想以上に差をつけられてしまいます。

結局この部分の繰り返しが大きなタイムロスを防ぎ、突出した選手がいないのにかなりの差をつけて優勝できた理由のように感じました。

暮れの有馬記念でも思ったのですが、以前の中山で本来突き放すところはためて、皆が苦しくなるのを防ぐために抑えるところで仕掛ける、特に外人騎手のその判断の良さが目立ったように思いました。

そう考えると、スポーツだけでな仕事や人間関係でもそれは活きて来るように思います。
たとえば営業でもかけずらい電話や連絡、訪問はすぐやる、かけやすいところはなるべく自重する。
偉い人にほどあつかましい態度をとり、自分の目下のひとには謙虚に接するなどです。

要は力の入れどころは、それが一番効果を発揮するタイミングにするべきで、皆が油断した瞬間とか、休んでいる時とかそういうタイミングを逃さずに即断できる勇気が勝利を呼び込むのではと感じました。
それが早稲田であり、デムーロ騎手の抜け出すタイミングだったりするのではと思った次第です。

大変勉強になりました。今年も頑張りまーす!