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飛ぶ鳥を落とす勢いのO市長・H氏が政経塾のようなものを募集したところ、数千人におよぶ希望者が殺到したというニュースが流れました。
これからの日本はしばらくはこれがトレンドになるのでしょう。

しかしふと感じたことがあります。
今日は多少理屈っぽいので、ご辛抱を。

中身の正誤や賛否はわかりませんので一切コメントは避けますが、
ゼロから全てを構築してきたH氏はたいしたものだと思いますが、それに群がる人たちが同質であるとはとても思えない、ということです。

古来から日本で言えば大きく変換し、新しい時代を切り開いた開拓者というのが時代の節目には必ず存在しています。

たとえば

戦国時代の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康
今ドラマで話題の平清盛、源頼朝
明治維新の西郷隆盛、坂本龍馬などは誰でも知っている人たちです。

また戦後の焼け野原から日本経済を再生させたものづくりのパイオニア、松下、ホンダ、ソニーなども同様だと思います。

皆に共通しているのは
言葉は悪いですが、それ以前の時代では下の下の、まったく社会から注目されないような環境からほとんど自力でのし上がってきたということです。
逆にそのような状態でないとそういう人たちは誕生していないのでは、と思えます。

もちろんその踏み台になってしまっている人たちも多々いたのではと思います。

何が言いたいのかというと、
変革や成功はすべて自分で考えて、自分で決断して、自分で切り開いていかないと実現できないのではということです。
人の敷いたレールに乗る前にまず自分でやってみる、大海原に出てみる、というのが一番大事な精神なのではと思います。
それは組織に属するとか、属さないとかそんな了見の話ではなく、自分自身がどう生きるかという生き方や考え方の問題だと思っています。

年齢も関係ありません。70にして起業、成功している人はいくらでもいます。

商売でも同様ですが、看板や技術、つながりがないところから何かを始めるのはとてつもないエネルギーが必要になります。

私も自営をはじめて数年、いまだ大きな日の目をみることも無い状態です。
もしかしたら一生そうなのかもしれません。
それでも毎日コツコツと歩を進めるしか方法はありません。

事業にしろ、政治にしろ皆同様だと思っています。
そこには勇気、感性、タイミング、運、柔軟で明晰な考えも必要です。

強力な応援者やパートナーも必要です。

さらにいえば強力なライバルや妨害者も必要なのかもしれません。
もまれて強くなるといいますから。

H氏のような人が国中から雨後のたけのこのように出てくる・・
このような状態が一番なのかもしれません。

まったく無名だから失う物やしがらみは何もなく、見栄を張る必要もなく、自由で柔軟な発想で前進する・・

過去の時代の英雄たちも、世界を見回しても、最悪の状態の中からより強力なパワーが生まれてきたように思います。

ユダヤ人、華僑の人たちも松下やソニーの創始者もおかれた環境を逆手にとって強靭な精神力で繁栄を手に入れることができたのかもしれないですね。

そういう意味では今の殺伐とした状況の中ではいずれそのような人たちが出てくるのかもしれないとおもっ次第です。

さあて、能書きはこれくらいにして、またコツコツと歩を進めなくては・・いけないね・・