ブログネタ
競馬穴狙い予想 に参加中!

2011年の競馬は25日の有馬記念で中央競馬が終わり、今日の東京大賞典で地方も事実上幕を閉じます。

今年は4冠を達成したオルフェーヴル騎乗の池添騎手、大逆転でリーディングを勝ち取った福永騎手の活躍が目立ちましたが、個人的にはほかにも目立たないところで注目できる話がありました。

年末についに荒尾競馬が廃止になりましたが、地方競馬のトップジョッキーの技術をよく観察することができました。

それは金沢競馬のトップジョッキーの吉原寛人騎手です。

12月3〜4日のWSJに出場して、初日は人気薄の低ランクの馬も含め2戦2勝、最後の最後に世界的なムルタ騎手に逆転され優勝を逃しましたが、大健闘しました。

でも実は私が注目したのは一般のレースです。
吉原騎手は当日の一般レースにもいくつか騎乗しましたが特に気をひいたのは、
3Rで騎乗した10番人気のボーイフレンドです。

2Rでやはり12番人気という超人気薄のチェリムという馬で1番ゲートで騎乗しましたが、その時は経済コースをうまくまわりましたが、3〜4コーナーの馬の手ごたえが怪しかったのでしょうか、無理に勝ちに行くレースは見送りました。

ところが3Rで全く同じ1番ゲートで騎乗したボーイフレンドでは違いました。

3コーナーあたりまでは同様に内の経済コースで脚をためる乗り方でした。
しかし3〜4コーナーあたりで今度は馬の手ごたえがあると感じたのか、隣や後を目視で気にしだしました。
あとは地方の小回りで鍛えた立ち回りと、絶妙の追い出しのタイミングで直線脚を伸ばし2着に食込みました。

これはさまざまな状況判断や追う技術などトータルでの好騎乗がその段階での馬の力以上の実力を引き出したたまものではと感じるような騎乗に感じました。

金沢競馬も大変な状況が続いていると思いますが、来年も吉原騎手が中央競馬で騎乗する機会はかなり増えるのではと思っているので、来年は狙い撃ちしてもいいのではと思っているくらいです。

あと馬ではこれも年末の12月11日の中山6Rの2歳ダート1800メートル戦で3着になったヴィンテージイヤーに期待しています。
このレースはきわめて出入りの激しい展開になりました。スローっぽい流れから、急に仕掛けが入り早くなり、さらにゴール前は消耗戦になりました。
そんな中、最後方から向正面すぎあたりから仕掛け、ロングスパートをかけて、さらに直線でもまだ伸びて3着に粘ったこの馬の地力はかなりのものと思いました。

今後も順調であればオープンでも通用するのではと思っています。

それから今年の中央競馬で一番タフなレースは?と考えましたが、本当に馬にとって辛いレースになったのは多分超ハイペースになった天皇賞・秋ではと思います。
特に先行した馬の消耗は相当なものだと思っています。本来はこのレースが、と思いましたが、あまりにハードだったため一部の馬以外は疲弊してしまい、次走も全くだめな馬が続出してしまいました。

そういう意味では春に行われた大阪杯が後々を考えるとひじょうにレベルの高いレースだったといえると思います。

しかし天皇賞・秋出走の先行した馬たちも疲弊したため次走は大きく負けましたが、次々走以降は逆に疲れもとれ、さらにタフなレース経験も積んだということで注意が必要だと思っています。

この先金杯(G3)以降、中距離のG2レースが沢山ありその時のメンバーが出走してくると思いますので、人気にかかわらず狙ってみたいと思っています。

年末はどうしようもないくらい不調でしたが、来年はぜひ頑張りたいところです。