約2年3ヶ月ぶりに音楽ブログ「かくれた名曲をさがして」の記事を復活しました。第1回目は「広谷順子・古都めぐり」と映画「コクリコ坂から」の主題歌の原曲「森山良子・さよならの夏」です。
さて夏の甲子園もいよいよあと数時間で決勝戦になります。
地元西東京の日大三高が見事に決勝に進みました。たまたま以前からの仕事の仲間と電話で打ち合わせをしましたが、彼は日大三高出身で大変喜んでいました。
実は今の主力メンバーが新チーム結成したばかりの時に、仕事の合間に、都大会の日大三高の試合を神宮第二球場に二人で見に行きました。
その時は、まだこんなに強いチームには映りませんでした。ところがどんどん強くなって、選手もテレビで見たらひとまわりもふたまわりも大きくなっているように見えました。
日大三高・・
私が始めて高校野球を見た記憶にテレビの最初の試合は、たしかセンバツの決勝で「日大三対大鉄(大阪)」でした。
そこで優勝した翌年もセンバツで決勝に進み、相手は当時好投手「ジャンボ・中根(近鉄)」を擁した同じ東京の日大桜ヶ丘でした。
その時は負けて準優勝でした。
その後低迷が続いたようですが、都心の赤坂から学校が町田に移り再度また強豪に復活しました。
町田といっても忠生という農村に近いような広い敷地で専用野球場も持っているようなすばらしい環境に変わりました。
考えるに特に強くなった大きな理由は、数年前に東京の東西の地域割りの見直しが行われ、世田谷区が東東京に移ったことではないかと考えています。
東東京はもとから強豪ひしめく地区で帝京、二松学舎、関東一、修徳などがありますが、それに加え国士館、駒大高、世田谷学園なども東になりました。
高校野球の優秀な生徒さんは甲子園に出ることが一番の目標です。
東東京ではどこに行ってもきびしい予選が待ち構えています。西であれば日大三がかなりの確率で出れるのでは、と考えるのが普通なのでしょう。
東京都中から優秀な生徒が集まりだし、さらには同様にきびしい予選になる神奈川県の相模原地区の生徒も集まったのではと思います。
私の高校も高校二年のときに西東京大会2回戦で当時やはり優勝候補だった日大三と当たりました。
私の高校も一年先輩はかなりレベルの高い選手がいたのですが、その試合の光景は忘れられません。
シートノックでもすごい返球ですでに試合前から圧倒されていたのですが、圧巻はその後で、
最初のバッターは背番号14、都立相手ですから当然ですが、彼はなんと初球を「カキーン!」と打って三塁打でした。
さらに皆打ち続け、ノーアウトのままで3失点になりました。
結局試合は5回コールドで10対0でした。
その年日大三はそのまま甲子園に出場しましたが、天理高校に1点差で惜敗しました。
当時関西の私立はとんでもないレベルだったのですが、三高と神奈川の横浜あたりはほぼ互角に渡り合える実力がありました。
考えて見れば、今回の相手の光星学院は青森の八戸ですが、実際はほとんどの選手が関西と沖縄出身です。
特に大阪の選手がほぼ主力になっているようです。
当時の天理なども学校は奈良ですが、距離も近いので大阪の野球どころの八尾や東大阪地区からたくさん選手が入っていたので今回は願ってもない雪辱の機会になるかもしれません。
いわゆる全東京+相模地区対野球どころ大阪の戦いになるわけです。
見ものの一戦です。
★★★